ザッカード - PSO2es攻略まとめWiki

E.M.A.研究所を、何らかの目的で爆破したとされる張本人。
惑星ナベリウスの遺跡に逃れ、何者かに対し怯え、許しを請うように独り言を発している。
アークスでありながら、ダーカーを下僕として操っている。

遺跡でジェネらと対峙した直後の崩落で死亡したと思われていたが、実際は生き延びており、物語中盤から再登場するようになった。
ジェネとは浅からぬ縁があるらしく、稀に素の性格らしきものが表出して彼女に声をかけることがある。
それらがきっかけで、ジェネの回想がちょくちょく挟まれるようになり、ジェネ自身にとってもザッカードは大切な人間であったことが徐々に判明していく。
そのジェネの回想によると、以前はウェポノイドの未来を憂う心優しい研究者であったようだ。
性格が劇的に変化してしまった事には何か原因があるらしい。

終盤で彼の過去、および現在置かれた境遇や身分などが明らかにされていく。

E.M.A.研究所の職員であった頃は、ウェポノイド開発に携わっていた研究員だった。
ウェポノイドのプロトタイプである「イノセントブルー」(開発コード名)を、創世器「断翼ロート＝ラウト」から生み出した。
それは、幾度も実験と失敗を重ね、ようやく形になった、偶然とも言うべき産物だったが、ザッカードはイノセントブルーを実子のように大切にし、「ジェネ」という名前を付けた。
しかし、研究所の上層部と周囲の研究員達がウェポノイドを悪用しようとしていることを知ると、ジェネを外の世界へと逃がす。
それが原因で上層部に捕らえられ、非人道的な拷問を繰り返し受けることで精神的に破綻し、【深遠なる闇】に魅入られた。

その錯乱時(遺跡での失踪直後)に創造した、ロート＝ラウトのもう片刃から生み出されたのが「ロード」であった。
ロードは、ザッカードの強い憎悪と負の感情を受け継いでおり、彼の良心から生まれたジェネとは対存在となった。

ジェネを敵の本拠地へ連れ去った後も、時折素の性格が出てくることはあったが、
上層部に洗脳されきっており、ジェネをロードに吸収させることで完全体にしようとしていた。

だが、ジェネの想いを打ち明けられ、彼女がたった一人の理解者、「家族」であったことに気付くと、
我に返り、今までの罪を悔い、他ならぬ彼女の手で自身の生に終止符を打って欲しいと願い出る。
それでも「赦しの刃」であるジェネに赦しを与えられたが、憎悪に呑まれたロードの手で殺害された。

ジェネに、人間としての疑似記憶を与えた張本人であり、ジェネが憶えていた「両親」の言葉だと思っていたものは、
かつてザッカードと研究所で対話した言葉だった。